■コラム:グルジア(1) コーヒー


1.グルジアの喫茶文化



トビリシの市場(2010/08)


バトゥミの食堂(2010/08)

 ジョージアではコーヒーのことを「カフヴェ」と呼び、煮出したコーヒーが飲まれています。
 市場でカフヴェは出前で運ばれ、商店で仕事をしながら飲んでいるところを見ることができます。このカフヴェを飲む風景も一昔前は異なり、現地で当時70代の女性に尋ねたところ、1980年代頃までは紅茶がよく飲まれ、ジャムを食べたりなめながら飲み、淹れ方もサモワールを利用するロシア式だったとのことでした。

2.コーヒーの淹れ方



アレッポのサーレップ屋さん(2010/12)

もっとも多くみられたコーヒーの淹れ方は煮出式です。食堂やカフェでは電気式湯沸し器を利用しており、挽いたコーヒーの粉と水と砂糖を入れ、スイッチを入れて沸騰すれば完成というものでした。


【写真】
コラム掲載写真すべて筆者撮影(2010年8月23日~9月12日訪問)


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